【数値規制】って…日本は悲しい

生き物
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動物愛護法改正の【数値規制】は悪質な繁殖業者やペットショップへの行政指導を行うため、施設の設備、飼育ゲージのサイズ、従業員1人あたりの上限飼育数など具体的な数値を定めるもの。 

どうして数値規制が必要?

華やかなペットショップのショウウィンドウで売られているとっても可愛い、犬や猫…この小さな命は何処から来たのでしょうか?

こんなにも沢山の命は、悪質ブリーダーが繫殖犬、繫殖猫に劣悪な環境下で、まるで工業のようにドンドン赤ちゃんを産ませるパピーミルで産ませた仔達です。

その生き地獄から少しでも、過ごしやすく繫殖犬、繫殖猫達に優しい制度を求める規制です。

その【数値規制】動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会が2020年7月10日に開かれました。そして環境省案として示された。

環境省案は?

  • 従業員1人あたりの上限飼育数は、繁殖業者では繁殖用の犬15匹、猫25匹。ペットショップでは犬20匹、猫30匹。
  • 犬の飼育施設の広さは、たとえば体長30センチの小型犬2匹を入れる場合の平飼い用ケージは、1. 62平方メートル以上。寝床に入れっぱなしで飼育する場合は、床面積を体長の2倍×1.5倍以上、高さは体高の2倍以上とし、運動スペースに1日3時間以上出すことを義務化。
  • 猫の飼育施設は、広さに関する計算式を規定したのに加え、平飼い用ケージでは猫が乗れる棚を2段以上設置した構造にする。
  • 繁殖については、犬猫ともに交配できるのは6歳まで。
  • ほかにも、ケージの床材として金網を使用することを禁止。また、毛玉に覆われたり、爪が伸びたままだったりする状態にすることも禁じるなど、定性的な規制も盛り込まれた。

それでも、悪質ブリーダーは「穴」を探す

繁殖に関する規制について。環境省が参考にしたという超党派議連の案では、犬猫ともに「交配は1歳以上6歳まで」「出産は生涯6回まで」としていた。

なるべく早く家庭動物としての「余生」を送らせてあげるのと同時に、出産回数を制限することで、母体と生まれてくる子の健康を守ることを目指したものだ。ところが環境省案では、下限年齢と出産回数に制限がない。

この場合、10歳を超えても犬猫を繁殖に使っているような悪質ブリーダーが何を考えるか?

生後10カ月前後にくる最初の発情期から6歳まで、1度でも多く交配、出産させようとするだろう。個体差はあるが犬は1年に2回から2年に3回、猫は1年に3回の出産が可能なため、業者によっては犬で10回程度以上、猫で18、19回程度出産させる「酷使」が行われることになる。

繫殖犬、繫殖猫を引退して、穏やかな日常を過ごしてほしいから

もう一度検討会が行われる予定です。悪質ブリーダーに「酷使」されない【数値規制】にする為に、沢山の皆様方に再度アクションをお願いします!

QRコードで【環境省 動物愛護管理室の室長 長田哲様宛】にメールが送れます。

どうか、沢山の想いをメールやハガキ、手紙でアクションお願いします!

📨 メールの送り先 📨
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【環境省 動物愛護管理室】
moe@env.go.jp

📮 ハガキ、手紙の送り先 📮

【環境省 動物愛護管理室/長田 啓室長】
〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2
中央合同庁舎5号館 自然環境局
総務課 動物愛護管理室
⚠️長田室長は 「数値規制」 を取りまとめるキーパーソン。

【小泉進次郎 環境大臣】
〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1
衆議院第一議員会館 314号室

【数値規制の検討会委員7名】

 〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1
東京大学大学院 農学生命科学研究科
武内ゆかり 教授
⚠️検討会の進行役。動物愛護部会のメンバーでもある。

〒130-8606 東京都墨田区江東橋3-3-7
一般財団法人 自然環境研究センター
戸田光彦 主席研究員

〒180-8602 東京都武蔵野市境南町1-7-1
日本獣医生命科学大学 獣医学部 獣医保健看護学科
水越美奈 准教授
⚠️動物愛護部会のメンバーでもある。

〒108-8345 東京都港区三田2-15-45
慶應義塾大学大学院 法務研究科
磯部 哲 教授

〒120-0045 東京都足立区千住桜木2-2-1
帝京科学大学 生命環境学部 アニマルサイエンス学科
加隈良枝 准教授

〒391-0112 長野県諏訪郡原村17217-118
八ヶ岳中央農業実践大学校
佐藤衆介 畜産部長
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〒160-0022 東京都新宿区新宿1-6-11
水野ビル6階 渋谷総合法律事務所
渋谷 寛 所長

宜しくお願い致します。

最後に…

日本は悲しい…普通に考えれば誰もがおかしいと思うような事が、まかり通ってきている。日本人って優しいイメージがあるけれど、お金儲けのためならば、どんなに酷いことでも、尊い命を犠牲にしてまでも、自分さえよければ何でもやってのける悪い奴らが存在する…(言葉遣いが悪くなってごめんなさい)

悪質ブリーダーや生体販売をお金儲けの為だけに手掛けている企業、それを見て見ぬふりをしている日本のお偉方…等々。そんなに自分だけが大事ですか?悲しい世の中…でも…これは、ごく一部の人間と思いたい。

そして、それを知らなかった私も悔やまれる。…Instagramをはじめて知った辛い現実。繫殖犬、繫殖猫が劣悪な環境下で地獄のような日々を強いられている事。想像するだけでも辛く、しばらくは頭から離れなかった。

今の自分に何が出来る?メールやハガキでアクションする事?沢山の人達に現状を知ってもらう事?それくらいしか出来ないけれど、何もしないよりは絶対にいいはずです。

1人が2人、10人が50人、100人が1000人と拡がれば、必ず願いは叶うはず、だからアクションを続けたい

少しでも生き物に優しい日本になって欲しいし、命ある物を大切に想う心を持つ人々で溢れる国になって欲しいと思う。

そうなれば、動物愛護法の【数値規制】など必要ないのに…

この様な酷い現状を作ったのも人間ですが、その生き地獄の現状から救うことができるのも人間だと信じています。

どうか一日も早く繫殖犬、繫殖猫達が、生まれてきて幸せだったと思える穏やかな日常に戻れるように、愛されて一生を終えることが出来るように…一人でも多くの方達にアクションのご協力をお願いします。

そして、この【数値規制】の改善を機に生体販売中止、殺処分ゼロに繋がりますように…と心から願いたい。

✿すべての生き物に感謝して、優しい国をめざして、毎日笑顔で過ごそうね✿

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