さくらねこ
3月22日は、さくらねこの日ですね
さくらねこって何?
最近は、知っている人が多くなりましたね。
でも、まだ知らない人がいたら教えてあげてください。
過酷なお外で暮らしているのらねこちゃんが、地域の方々に守られて生活出来るように【去勢手術、避妊手術をしているよ】という印にお耳の先をⅤ字にカットしたお耳がさくらの花びらに見えるので【さくらねこ】と言います。
素敵な響きで、優しさがあふれている言葉ですね。
桜の花が咲く、この季節に【さくらねこの日】って、とっても嬉しい
どうして、お耳をカットしなくてはならないの?
お耳をカットって痛そうで可哀相と思うかもしれませんが、この印が無いと、せっかく不妊手術が済んでいるのに、女の子だと再度お腹を切らなくてはならなかったり、子供を産むから、ご飯はあげたくないと思う方がいますよね?
なので、お耳がカットしている子は、不妊手術も済んでいますよ!という、しるしですね。地域猫として一代限りの一生を優しく見守ってもらえたり、お世話してもらえるようにとの願いがこもっています。
昔はピアスだった
その昔(20年前くらい)は、不妊手術した子にピアスを付けてもらったのですが、取れてしまう事が多くて、せっかく不妊手術したのに分からなくなってしまい動物病院の先生と相談して、可哀相だけどお耳をカットする事が少しずつ広まって、さくらカットの前はお耳の先をまっすぐにカットしてた時もありました。
そして今は、さくら耳に
どうしてお外の子に手術しなくてはならないの?TNRって何?
★T(trap)捕獲して
★N(neuter)不妊手術して
★R(return)元の場所へ戻す
3ステップの頭文字をとった愛護活動です。
外の環境は過酷です。
寒さや暑さ、飢えや病気、そして事故や殺処分…TNRをすることで、この先に産まれるはずの、上記のような不幸な命を無くす事が出来ます。
生殖器の病気もしなくなり、発情期の声もなくなりマーキングもしなくなります。
メス猫も命懸けでの出産をしなくてすみます。
そして、人にも住みやすい環境へと繋がります。
のらねこ
のらねこを【さくらねこ】に
もともと、のらねこなんていませんでした。
人間が、飼い猫を棄てたり、不注意で逃がしてしまったり、不妊手術もせずに放し飼いにした結果がのらねこです。
のらねこは、過酷な毎日を一生懸命に生きています。
のらねこを嫌う人間も沢山います。
おしっこやウンチをして汚いから?
庭を荒らすから?
鳴き声がうるさいから?
全部が人間の身勝手な理由としか思えません。
もっと、温かい目で見守ってあげて欲しい。
TNRをして【さくらねこ】として一代限りの一生を見届けてほしい。
さくらねこになったから、幸せ?
さくらねこになっても、決して幸せだとは思えない。
不妊手術してもらえない、ご飯ももらえないのらねこよりは何十倍も、何百倍幸せだと思うけれど…
ご飯ももらえて、ダンボールの寝床も作ってもらえて、お外で自由気ままに暮らせても、私にはほんの少しの幸せだと思う。
危険が多すぎる最近の世の中で一生を過ごす事は、どれだけ辛く寂しく厳しい状況なんだろうと、想像するだけでも可哀相でならない。
絶対に、ずっとのお家がいいよね。
最後に
お外で過酷な毎日を過ごしている、のらねこが、これからも【さくらねこ】になれるTNRが、本当に大切で大事な活動だと思う。
私の近所には、のらねこを見かける事がほとんどなくなりました。
仔猫を見る事もありません。
20年以上前から、TNRを行ってきた沢山のボランティアの方々おかげです。(私も非力ながらTNRをしてきました。)
TNRの結果は、本当に10年先、20年先になってしまいますが、必ず結果として現れます。
今が、大変でも10年先、20年先に目を向けてTNR活動を続けて欲しいと思います。
近い将来、世の中に【のらねこ】が居なくなればいいなぁ…と願っています。
もとはといえば、人間がのらねこを作り出してしまったのだから、その蛇口を締めるのも人間でなくては、いけません。
だって、のらねこさんが悪いわけではないし、のらねこさんも一生懸命に健気に頑張って生きています。
そんな、のらねこさんをさくらねこさんにして、優しく温かく見守って行けたら、殺処分も少なくなるし、命の尊さが見えてくると思う。
【さくらねこの日】沢山の人達に知ってほしい日です
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